PCA試験はこう出ます
一言でいうと
PCAは選択式の試験で、90分以内に75%以上を取れば合格です。
なぜこれを先に読むのか
資格の勉強で最もよくある失敗は、内容を知らないからではなく、試験の形を知らずに臨んで生じます。合格ラインが何点なのか、時間がどれほど厳しいのか、どのドメインから問題が多く出るのかを知らなければ、準備の優先順位を決められません。
公式仕様
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 形式 | 選択式 |
| 制限時間 | 90分 |
| 合格ライン | 75% |
| 分量 | 60問 |
| 受験料 | $250(再受験1回を含む) |
| 有効期間 | 2年 |
これらの値は、docs.linuxfoundation.orgの受験者向けドキュメントから取りました。資格の紹介ページには、合格点と問題数が書かれていないので、そちらだけを見て準備すると、合格ラインを知らないまま試験会場に入ることになります。
ドメイン配点
| ドメイン | 配点 | この模擬試験の問題数 |
|---|---|---|
| Observability Concepts | 18% | 11問 |
| Prometheus Fundamentals | 20% | 12問 |
| PromQL | 28% | 17問 |
| Instrumentation and Exporters | 16% | 9問 |
| Alerting and Dashboarding | 18% | 11問 |
配点が大きいドメインから、問題が多く出ます。勉強時間を配分するときは、この比率を基準にしてください。この模擬試験も、同じ比率で問題を配分しました。
ここで答えが分かれます
模擬試験を採点してみると、間違える問題が1つの形に集中します。内容を知らないからではなく、似ている2つの概念のうち、どちらを問われているのかを見逃して間違えるのです。問題を読むときに、下のペアが思い浮かんだら、3列目の基準で先に切り分けてください。
| これ | あれ | 何が分けるのか |
|---|---|---|
| counter | gauge | 減ることがあればgauge、累積だけならcounter |
| rate() | increase() | 毎秒の値ならrate、区間の総量ならincrease |
| histogram | summary | サーバー側で分位数を合算できるならhistogram |
| relabel_configs | metric_relabel_configs | スクレイプ前なら前者、保存前なら後者 |
| for | evaluation_interval | どれだけ持続すると発火するのかがfor |
| Alertmanagerのgroup_wait | repeat_interval | 最初の通知の遅延がgroup_wait |
表を暗記しなさいという意味ではありません。間違えた問題がどのペアに引っかかったかを記しておけば、もう一度勉強する場所が、ドメイン名よりもはるかに絞られます。
何を見ながら解けるか
選択式の試験では、どんな資料も見られません。ドキュメントも、検索も、メモも許可されません。実技試験と最も大きく違う点です。
試験本番で実際に起きること
内容をすべて知っていても、手続きで慌てて時間を失うことが多くあります。
試験は、PSIのBridgeプラットフォームで、オンライン監督のもとで受けます。試験監督がビデオで確認する手続きに最大30分かかり、そのあいだは問題が開かず、制限時間も始まりません。それでも、予定はチェックイン30分に試験時間を足して空けておく必要があります。
チェックインで確認するのは4つです。秘密保持の誓約への同意、登録した名前と正確に一致する政府発行の身分証明書、Webカメラで部屋を見せて回すこと、そして未承認のソフトウェアの終了です。最後の項目のために、Slackやクラウド同期のようなバックグラウンドのプログラムを、あらかじめ切っておくと、時間を節約できます。
韓国で受験するときに引っかかりやすい条件がいくつかあります。身分証明書に署名が必要なので、パスポートが最も安全です。モニターは1台だけ使え、デュアルモニターはサポートされません。机の上と下の両方に物がない必要があり、紙にメモを取ることは禁止で、問題を声に出して読むこともできません。会社のネットワークやVPNでは、AWS S3へのアクセスがブロックされて、事前チェックで引っかかることがあります。
予約は、開始24時間前までしか変更できません。そして、予約しておいて現れなければ、受験料を失うだけでなく、再受験の資格まで消えます。結果は、終了後24時間以内にメールで届きます。
受験料に再受験1回が含まれており、最初の購入日から12か月以内に、受験と再受験をどちらも終える必要があります。公式の待機期間はないので、結果を受け取ったあと、すぐにもう一度受けられます。準備が完璧でないからと先送りするよりも、一度受けてみて、どのドメインが弱いかを確認するほうが良いことが多くあります。
資格は2年間有効です。そこに、2026年に導入されたCAREプログラムが重なります。CKAやCKADに合格するとKCNAが、CKSに合格するとKCSAとCKAが、自動的に更新されます。ただし、下位の資格を先に取っておかないと、この連鎖は働きません。CKAを先に取って、KCNAをあとで取ると、そのCKAではKCNAが更新されません。Golden Kubestronautを目指すなら、この順序が、その後の数年の更新の負担を分けます。
この模擬試験の使い方
制限時間は、実際の試験と同じようにかかっています。画面の上に残り時間が表示され、時間が切れると自動で提出され、解けなかった問題は不正解として扱われます。実際の試験も、その時点で解いた分だけを採点するからです。
一度に最後まで座って解くことが重要です。途中で調べながら解くと、点数は上がりますが、その点数は、実際の試験を予測できません。確認したいのは、知っているかどうかではなく、制限時間内に合格ラインを超えるかです。
間違えた問題の解説を読んだら、その問題が属するドメインをもう一度勉強してください。